小学校高学年からラジオを聞き始め、中学生でオールナイトニッポン第一部終了まで聞き、そして学校で寝る(ぇ。
というか下手したら高校生の時分には第二部終了まで聞いていた(ぉ。そして学校で寝た。
そんなラジオ歴十数年、昔はハガキ職人もしてた俺つやつやがお勧めするのは『webラジオ』。ニュースサイターなのにニュースサイターっぽくないネタで申し訳ない。
でも、このサイトがほんのちょっとだけ人々に認知を持たれるようになったのも、『webラジオ』からだということも紛れもない事実だったりして。
うたわれ東鳩2合同イベントネタバレ合同イベントレポ(最終版)
このレポのエントリだけで(イベントが開催された)4月の全アクセス数の約2割のアクセス数を叩き出し、(ウチのサイトはともかくとして)web上でも一大ブームを巻き起こした『うたわれるものらじお』でwebラジオというものを知った人も多いはずだと思います。
でも、うたわれるものらじおは聞いていたけど、他のものは聞いてないし・・・という人々の為に!ここでひとつ、『webラジオのすすめ』と題して一筆書きたいのであります。
※うたわれるものらじお・・・配信サーバーをアクセス過多で数週に渡りダウンさせ、週1000通のメールが届く程となった伝説の番組。
DJCD1はオリコンデイリーチャート7位、ウィークリーチャート初登場25位。
一枚3000円だったイベントチケットは販売開始数分で完売。
出演したゲストのブログさえもアクセス数を数万単位で押し上げ、クロウ役で出演していた小山剛志は当番組にゲスト出演した事がきっかけで歌手デビュー。
精力剤「マカビンビン」の呼称使用を製造販売元の阪本漢法製薬から公認を受け、ベナウィ役の浪川大輔に至っては『うたわれるもの』とは全く無関係な所までカルト的にブレイクした。
『真・うたわれるもののテーマ』はCD化までされ、オリコンデイリーチャートでは多数のビッグタイトルが同日発売の中で堂々の初登場10位(アニメ・声優関連では1位)に、ウィークリーランキングでも16位に入り、ファンや関係者、世間を驚かせた。 カラオケでも配信される程の人気だった。
□そもそもwebラジオって?
webラジオというといくつか種類があるのですが。主として、
■既存の放送局がインターネット上で従来の電波放送と同内容の音声、もしくはそれに準ずる内容を放送するもの
■個人または放送を専門としない企業や団体がインターネット上で放送に関わるもの
と2種類あります。
今回は下のいわゆる『インターネットラジオ』と呼ばれるものを取り上げたいと思います。
□何故今webラジオ?
把握しているだけでも300。それ以外も含めると300以上の番組が現在配信されてます。
そしてその大半が声優がパーソナリティを務める、アニメの販促ラジオ。
とはいえ、パーソナリティのキャスティングとコーナー名、数分の告知(長いものだと番組40分中告知が10数分あった番組もいくつかありましたが)辺りがアニメとの繋がり・販促部分で、それ以外の部分はフリーダムなものが多々。
そのフリーダムな部分で『キャラの中の人』の意外な側面を見ることの出来るのが、webラジオの良いところだと思います。
例えば、アニメのキャラではお淑やかなキャラを演じる某京都大好きな女性声優さんが、ダンゴムシ呼ばわりされ、飲みの席でおしぼりを投げる事を暴露され、別なラジオでは抜け作呼ばわりされたりとか。
パルプンテ!!→いぇーい!わたしスぺr(ry、とかどう考えても下ネタでしかない事を嬉々として言ってしまう某ラムズ声優と某おひさま大賞受賞声優とか。
第1回目に「口説き落としてみせます!」ともう一人のパーソナリティを口説き落とす宣言をしたりする柚木涼香さんとか(というかこれはうたわれるものらじおですね)。
□長所短所
◇長所
■インターネットに接続されたPCであればどこでも聴ける。
常時接続(ADSL以上くらいが推奨)の環境があればどこでもストレスなく聞くことが出来ます。そしてインターネットという媒体上、本当に世界中のどこでも聞くことが出来ます。
『すごラジ』という愛称で呼ばれた
『インターネットラジオ カレイドスター そらとレイラの すごい ○○』
では海外からのメールが多数寄せられておりました。
よりよい音で聞く為に、出来れば外付スピーカは欲しいところではあります。
■地上波ラジオと違い、配信期間中であれば何時でも聞くことが出来る。
これが一番の長所。通常、地上波ラジオでは『その時間にラジオの前にいないと聞くことが出来ない』というのが当たり前です。タイマー録音をセットしていても、もしかしたらセッティングミスで録音されていないかも知れません。
少なくとも俺は録音タイマーの設定ミスとか、120分テープのセットミスとか、もっと物理的にローカル局の番組なのに放送時に他県に行っていて聞けなかった、とかそんなミスは沢山経験してます。
でも、webラジオであれば、配信期間の間であればいつでも時間のある時に聞くことが出来ます。その日その時間にラジオの前にいなくてもいい、というのは最大の利点ですね。
■過去配信分もサイト上で公開されている限り聞くことが出来る。
これも地上波ラジオとは違った利点ですね。配信サイトによって異なりますが、過去配信分も公開されているサイトがあります。
■DJCDとして、過去放送分をCD化して販売している番組もある。
現在放送分を聞いて、過去の放送も聞きたい・・・けどもう配信していない・・・というものもありますが。番組によってはDJCDとして過去放送分を販売しているものもあります。最近は人気番組をDJCDにパッケージ化して販売しているものが多くなってきましたし、最初に書いたようにオリコンチャートに食い込むような販売枚数を叩き出すCDまであります。
■番組時間が可変。
30分前後、が基本ですが。枠が完全に決まっている地上波と違い、番組によっては毎回60分近く配信されたりもします。
無理に編集されて、30分に詰め込まれた番組よりも生に近い番組を聞くことが出来る、無理に尺に合わせて切られたりしない、という部分は長所と言えるでしょう(たまに完パケでぐだぐだになってしまう番組もなくはないですが)。
◇短所
■インターネットに接続されたPCがないと聴けない。
これは『インターネットラジオ』である以上、仕方がない事ですね。『基本的に』インターネット接続されていないPCでは聞くことが出来ません。
■(基本的に)録音・保存出来ない。
ストリーミング形式で配信されているものが大半です。『基本的に』保存出来ません。
mp3DL形式で配信されている番組もありますが極一部です。
■たまに突然終了する。
これは『販促番組』としての側面が大きいですが。
地上波番組の場合、番組改編期と呼ばれる3月9月に番組が終了する可能性が高いのですが。Webラジオの場合、
・販促としてのラジオ番組の役割が終了した時。
・販促としての番組の聴取数が芳しくなかった時。
に終了する可能性があります。配信回数が長いもので有名なところでは前述の
『
インターネットラジオ カレイドスター そらとレイラの すごい ○○
』が103回、
『
DIEBUSTER WEB RADIO TOP! LESS
』は77回、『
うたわれるものらじお
』は52回、
と長期間放送されておりますが短いものだと15回くらいで終了するものもあります。
ただし、聴取回数によって延長される可能性があるので、聴取される方は最後まで聞いて頂けると幸いです。
例として『
ぱにらじだっしゅ!
』は2クールで終了予定が3クールに、同じく『
Solty Reidio
』も2クールから3クールに延長されたりしていました。
そういった柔軟な部分は短所でもあり長所でもある、といって良いかもしれません。
□聞き方
windows media playerさえインストールされていれば。対象サイトに行き、『聞く』のボタンをぽちっと押すだけです。以上。簡単でしょ?
・・・・・・ええっと、NTとかGASとか謎の文字列についてはここでは書きません。
この辺は自力でお調べ下さい。
・・・と思ったんだけど。
まぁちょこっとぐぐれば出てくるんじゃないかな?かな?ということで。
俺は完全独学で色々設定してるけどね。ちなみにこの部分に関しての質問は一切受け付けないのでよろしく。
□では対象サイトって?
・・・沢山あります。
こんなサイト様ではほぼ大部分のwebラジオをまとめていらっしゃいますが・・・とりあえず主なところを。
インターネットラジオステーション<音泉>
http://www.onsen.ag/
アニメイトTV Web
http://www.animate.tv/
ネットラジオ メディアファクトリー
http://www.mediafactory.co.jp/animation/a101.html
アニたまどっとコム
http://anitama.com/index.html
Lantis web radio
http://lantis-net.com/
インターネットラジオ K’z Station
http://www.kzstation.com/
超!アニメロ
http://www.cho-animelo.com/
デジタルビート
http://dbeat.bandaivisual.co.jp/
この辺りのサイトからいくつか聞いて頂ければいいのではないでしょうか。
・・・とはいえ、上記だけでも大量の番組が配信されておりますのでこの中から探すのも一苦労ではないでしょうか。ということで。
□例えばこの番組
お勧め番組をいくつか紹介したいのですが、スペースの都合上現在配信中の番組の中から3つほど紹介したいと思います。
■さよなら絶望放送
既に二期制作決定の『さよなら絶望先生』のwebラジオ。
糸色望役の神谷浩史さんと日塔奈美役の新谷良子さんがパーソナリティを務める番組です。
二人の激しいぶっちゃけトークと、神谷さんの激しい切れっぷり、そして激しく薄汚れていってしまう新谷さんの針の振り切れたようなトークが絶品。
過去放送4回分まで聴取出来るのでこれは是非聞いて頂きたい一品。
『スーパーロボット大戦OG -ディバイン・ウォーズ-』のwebラジオ。
JAMPROJECTで有名な遠藤正明さん、スパロボオリジナルキャラのブルックリン・ラックフィールド役・・・というよりも坂田銀時役とかキョン役で有名な杉田智和さん、スパロボ参戦していないものの村上夏美役で有名な相沢舞さん(隔週)、電脳コイルのダイチ役で有名な斉藤梨絵さん(隔週)がパーソナリティを務める番組。
杉田さんと相沢さんのどう考えてもディープなヲタにしか聞こえないアニメトークとか、遠藤さんの男性の声域を越えた歌のコーナーが聞き所。つか、坂本真綾の歌を裏声なしで歌う遠藤さん、あんた何者だよ・・・。
■
ゼロの使い魔on the radio?トリステイン魔法学院へようこそ?
『ゼロの使い魔』のwebラジオ。
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール役の釘宮理恵さんと平賀才人役の日野聡さんがパーソナリティを務める番組です。
釘宮さんの容赦なく日野さんを罵る黒さと、それに対する日野さんのキモキャラっぷり、
そしてそれを超越したかのようなバカップルな雰囲気をニヤニヤしながら聞いてしまう番組です。
□最後に。
現在平均とされる1人当たりのインターネット月間平均利用時間は17時間41分(ネットレイティングス2006年度調べ)。
itunesで曲を流しながら、でもTVを付けて見ながらでも。
私のようにTVをつけ、webラジオを聞き、サイト巡回しながら合間に塊魂をプレイする、でも同じ17時間です(私の場合は若干ながらが過ぎますが)。私のようにサイト更新の時間も含めると一日5時間、月平均150時間前後インターネットをしている人もいなくはないと思います。
ただひとつだけ言えるのは。
『アニメキャラの声の人』だけではない、『中の人』の素に近い部分を少しでも垣間見ることの出来るwebラジオを(大部分)無料で、しかもいつでも(ちょっと手をかければどこでも)聞ける、これほど楽しいことはないのではないでしょうか。
特にこの本を手に取って頂けるような方々でしたら。
そんなwebラジオ。是非一本聞いてみて下さい。きっとなにか世界が広がるはず!
Webラジオ一日平均2.03本で85分、4月からの総聴取本数約500本総聴取時間約350時間のつやつやがお送り致しました。
Let’s!!webラジオライフ!!(古い。